2017年07月23日

「土用の丑の日」は、7月25日

こちら関東は、梅雨らしい日がなく梅雨明け、連日暑い日が続いています。
日中の灼熱の暑さと寝苦しい熱帯夜は、例年になく身体に堪えますが、
それでも豪雨災害で辛い生活を余儀なくされている被災者の方に比べれば、
贅沢はいえないと思っています。

さて、この暑い時期になると必ず話題となるのが「うなぎ」... 
「土用の丑の日」にウナギを食べるという習慣です。

今年2017年の「土用の丑の日」は、7月25日(火)と8月6日(日)の
2回あります。去年は、1回しかありませんでしたが、今年は2回です。

ところで、「土用の丑の日」って何だかご存知ですか? 知っている方も
多いと思いますが、一応オサライします。

「土用の丑の日」は、「土用」+「丑の日」ということで、2つの暦が
合わさった日です。

土用とは、五行思想に由来する暦の雑節で、立春、立夏、立秋、立冬より
前の約18日間のことです。

例えば、今年は8月7日が立秋ですから、7月19日から8月6日の19日間が
夏土用となります。

続いて、丑の日ですが...子・丑・寅 〜 という、十二支の中で第2番目に
数えられる干支の「丑」になります。

この干支も暦に使われ、十二支なので12日周期で繰り返されます。

つまり、「土用の丑の日」は、土用の期間におとずれる丑の日をさします。

ですから、当然「土用の丑の日」は夏だけでなく、冬にも春にも秋にも
あるのです。

では、何故ウナギを食べるのは夏の「土用の丑の日」だけなのか?

それには、有名な話があります...

夏の土用の丑にウナギを食べる習慣は18世紀の知識人、平賀源内の発案と
いわれています。

元来、天然のウナギは冬眠に向けて餌を食べ込む秋がもっとも太り、旬を
迎えます。

養殖物がなかった江戸時代、ウナギ屋の主人から売り上げが細る夏の対策を
相談された平賀源内は、「丑の日に『う』の字が附く物(うどん、梅干、
瓜など)を食べると縁起がいいと」という民間伝承からヒントを得て、
夏の土用の丑に、『う』の付くウナギを食べるのが夏バテ対策になると
売り込むように助言し、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを
ウナギ屋に勧めました。

すると、そのウナギ屋は大繁盛!

それを見た他のウナギ屋も真似をして、夏の土用の丑の日にウナギを
食べることが定着したのでした。

このことから、平賀源内は日本初のコピーライターとも言われています。

ウナギにはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な
成分が多く含まれていますので、夏バテ防止にはピッタリの食材といえます。

日本の代表する夏場の食べ物としてウナギは外せませんが、最近は
日本以外の国々での消費も増えており、特に日本では一般に「うなぎ」
と呼ぶニホンウナギにおいては、国際自然保護連合(IUCN)により、
2014年から絶滅危惧種(EN)に指定され、庶民の口から遠ざかっています。

そんな庶民の救世主として登場してきたのが、ウナギの代替魚です。

代替魚として、まず思い浮かべるのがその姿形が似ているのが「穴子」
です。しかし、これはウナギと並んで別の食べ物としてのイメージが
強く、やはり穴子は穴子という位置付けかもしれません。

従来の料理方法を変えて、だいぶウナギの蒲焼に似せられるのが
「サンマ」です。しかし、サンマも最近は中国や台湾の乱獲によって
漁獲量が減り、値段も上がってきています。

そして、近年話題となっているのが「ナマズ」。近畿大学が、養殖で
ウナギ味のナマズを開発して有名になりました。
残念ながら、僕はまだ食べていないのでコメントできませんが、かなり
期待できそうです。

また、「いわし」でも、ウナギの蒲焼に似せたものが作れるようです。

そして、今回テレビで話題となっているのが「パンガシウス」という
聞き慣れない名前の淡水魚。ベトナム・カンボジア・タイの一般家庭で
よく食べられている代表的な白身魚だそうです。

この「パンガシウス」を、ウナギの蒲焼風にして、土用の丑の日に
あわせて売り出したのが、大手スーパーのイオンです。
そして、なんといってもその魅力はお値段。ウナギの蒲焼きと比べて
半額以下で購入する事ができます。

そして、もうひとつが東南アジアに生息する「ビカーラ種」と呼ばれる
ウナギで国産ウナギの半額です。
これも、ニホンウナギのピンチヒッターとして、期待されています。

最後に日本で流通している主なウナギをまとめると、ニホンウナギ、
ヨーロッパウナギ、ビカーラ、ロストラータ、タスマニアウナギなど
があります。

さて、皆さんは今年の土用の丑の日、どのウナギ蒲焼を食べますか?




【この記事は、僕のメルマガ 『しんたさんのメルマガ』 の中の「しんたのたわ言」の部分です。】





posted by しんた at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | しんたのたわ言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック