2016年08月28日

血圧の話(その2)

前回に引き続き、「血圧」の話です。

先ずは、ちょっとした疑問をいくつか...

高血圧の人が塩分を控えれば良いといわれていますが、では低血圧の人が
塩分を多く摂れば、血圧は上がるのでしょうか?

その答えは、低血圧の人が塩を多めに摂ったとしても、これが即血圧の上昇と
いうことにはなりにくいのです。
体内の塩分濃度は、常に一定に保たれ、摂りすぎた場合にはフィルターである
腎臓から排泄されます。
高血圧の人は、このフィルターに圧力をかけないと、塩分を濾過しにくい
素因をもっているためで、血圧の高さは塩分の摂取量より肝臓の濾過機能で
決まります。


高血圧の人は、しょう油を摂り過ぎてはいけないのか?
しょう油を摂っても血圧は上がりません。むしろ血圧を下げるはたらきを持つ
成分が含まれているのです。
その成分の一つが、ニコチアナミンという大豆に含まれるアミノ酸で、
しょう油のうま味成分です。ニコチアナミンには、食中毒の原因になる細菌が
増えるのを抑える効果や抗酸化作用も認められています。

ニコチアナミンは、大豆製品や、アシタバ、モロヘイヤにも含まれていて、
熱を加えることで効果的にこの成分を摂ることができます。

もう一つ、しょう油の褐色色素成分にメライノジンがあります。
大豆が発酵・熟成する途中にアミノ化合物と糖が結合してできる化合物です。
この成分にも血圧を下げる作用があるほか、コレステロール値を下げて
食後の血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。

しょう油の塩分は、食塩1gの塩分が約1gに対して、濃い口しょう油の塩分は
0.14gと意外に少ないのです。
むしろ塩分の強い食品やスナック菓子などを食べすぎていないか、
気を配ることのほうが大事です。

※ nanapi( https://nanapi.com/ja/126263 )より、引用。

では、どんなものに塩分が多いのか?
当然、梅干やたらこ、漬物などに塩分が多いことは想像できますが、パン類、
うどん・そーめん、鶏の胸肉、コンソメ、ビーフジャーキー、チーズなども
意外と塩分が多いのです。

また、高血圧の人が外食でメニューを選ぶ時に気を付けるポイントは...
・サラダは必ずメニューに入れるようにする。
・寿司屋では、数の子、イクラなどの塩分量が多いネタに注意。
・丼物は味付けが濃いメニューが多い。
・定食を頼むなら、魚がメインのものがお勧め。
・うどん、そば屋では、つゆをなるべく飲まず残す努力をする。

このように、塩分は健康の大敵のような紹介をしてきましたが、実は意外な
情報を得たので、それをご紹介して、今回の「たわ言」を終わりにしたいと
思います。

※ 情報元:ビジネスジャーナル
      ( http://biz-journal.jp/2016/06/post_15617.html

塩分を摂りなさいといわれる事例として、「熱中症の予防」は皆さんも
聞いたことがあると思います。
熱中症を予防するためには、こまめに水分と塩分を摂りなさい、高齢者では
特に脱水になりやすいので、よりこまめに塩分を摂りなさいといわれます。
普通のジュースやお茶、スポーツドリンクでは塩分の補給には不充分なので、
専用のイオン飲料を使用するように勧められます。それは要するに
味の付いた塩水なのです。

よって、塩分は不足していても過剰でも、同じように体に悪いのです。

では、どのくらいの塩分が本当に体にとって必要で、どのくらいを超えると
健康に害になるのでしょうか?

WHO(世界保健機関)は、2025年までに塩分の摂取量を1日5グラム未満に
することを目標に掲げています。
1日5gというのは、かなりの減塩ですから、世界的にも塩分を制限する
ことが健康に良い、という考え方があることがわかります。

日本人はかつて平均で1日20g以上という、非常にたくさんの塩分を
摂っていました。そのために高血圧が多く、脳出血も多いという特徴が
ありました。

戦後血圧測定が普及し、血圧を低下させるための減塩指導が始まると、
血圧は低下し、脳出血も減りました。このことからわかるように、
高血圧の患者さんでは、摂取塩分が多いほど血圧は上がり、
血圧が上がればそれだけ脳出血などの病気も増えます。

こうした歴史的な事実から、塩分は制限するほど健康に良い、という
考えが生まれたのです。

ところが、11年の「JAMA」というアメリカの一流の医学誌に、
ある論文が発表されました。

高血圧の患者さんにおいて、塩分摂取量の目安になる尿中のナトリウムの
排泄量を、病気のリスクと比較検証したところ、尿中ナトリウム排泄量が
4〜6gの間が、心筋梗塞や心不全、脳卒中による入院のリスクが最も
小さくなり、それより多くても少なくてもそのリスクは増加する、
という結果がでました。

尿中ナトリウム排泄量が4gというのは、食塩の1日の摂取量が10gくらいの
場合に相当します。
つまり、1日10gを切るような塩分制限は、かえって有害な可能性がある、
という結果になるのです。

そこで、高血圧の方もそうでない方もひっくるめて10万人余という対象者
を登録して、前向きにその予後を観察するという研究が、同じ研究者
のグループによって14年8月の「The New England Journal of Medicine」
という一流の医学誌に発表されました。

その結果によると、尿中のナトリウム排泄量が3〜6g(食塩摂取量で
推定7.6gから15.2g)の間が最も死亡と心血管疾患の発症リスクが低く、
それより高くても低くても、リスクが増加することが確認されました。

要するに11年の「JAMA」の報告とほぼ同じように、塩分量は多くても
少なくても動脈硬化などの病気のリスクになっていたのです。

さらにダメ押しともいうべき研究結果が、今年の「The Lancet」という
イギリスの一流医学誌に発表されました。
この研究では、高血圧のある患者さんとない人とに最初から分類して、
心血管疾患のリスクと尿中ナトリウム排泄量との関連を、再度多数例で
検証しています。

その結果によると、高血圧の患者さんでは、塩分の摂取が増えるとともに
血圧は上昇していて、食塩の摂取量で10〜15gくらいを超えると、
動脈硬化の病気のリスクは増加します。
しかし、10gより少ないとその傾向ははっきりしなくなり、7.5gくらいより
塩分を制限すると、かえって病気は増えてしまいます。

そして、正常の血圧の人だけで解析すると、塩分は15gを超えても
動脈硬化の病気は増えず、7.5gより制限すると、明らかに病気は増加して
いました。

つまり、塩分を制限することが健康に良いのは、高血圧などの病気を
持っている人だけで、そうでない人にとっては塩分は充分に摂ることが
むしろ健康的だということが明らかになったのです。

ただ、高血圧以外にも腎臓病や心臓病では塩分が害になるということで、
単純に病気の自覚がなければいくらでもたくさん塩分を摂って良い、
ということにはならないのです。

従って、血圧の高い方では1日の塩分は10gは超えないようにし、血圧が
正常であれば、15gくらいまでは問題ない、むしろ少ないほうが体に悪い、
というくらいに考えるのが良いと思います。




【この記事は、僕のメルマガ 『しんたさんのメルマガ』 の中の「しんたのたわ言」の部分です。】




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2016年08月22日

血圧の話(その1)

皆さんは、ご自分の血圧がどのくらいか把握していますか?

私ごとですが、いまから数年前にプールに泳ぎにいったついでに、その場所
に設置されている血圧計で興味本位で測った事がありました。

その当時は、どの位の数値が「血圧が高い」というものなのかも知らない
状況で、あまり血圧そのものに関心がありませんでした。

あるとき、その数値をメモっておいて、自宅に帰り、インターネットで
調べてみると、なんと「II度高血圧」という、結構危ない状態であることを
知ったのです。

それからは、プールに行く度に血圧を測るようにしましたが、血圧の数値は
高いままで、それほど変化ありません。
不思議なもので、気になって測り直すと更に血圧数値が上がってしまいます。
かなり、メンタル面が血圧の数値に影響するようです。

そうこうしているうちに、特に自覚症状はないのですが、不安がだんだん
大きくなり、医者に相談した方が良いか迷いました。

「医者に相談すると、すぐに薬を処方されて、一度薬を飲んだら、血圧が
下がっても、薬は飲み続けることになるよ...」と、家族に言われましたが、
不安の方が大きく、結局は町医者に相談をしました。

幸いにも、相談した医者は、少し様子を見たほうが良いと、食生活などの
アドバイス程度で、薬は処方しませんでした。
ただ、これから毎日血圧を朝・昼・晩と測るようにいわれたので、病院を
出たあと、すぐに血圧計を買いました。

それ以来、現在までほぼ毎日血圧を測ってグラフ化していますが、
取り続けてみると色々なことが分かってきます。これは、あくまで僕自身
の場合ですので、そのまま他の人に当てはまるかどうかは分かりません。

・何か、不安があるときは血圧が高くなる
・寒い冬の方が、血圧は高い
・血圧を測りなおすと、前より高くなることが多い
・朝、昼、晩と1日の血圧の数値は低くなる傾向にある

そして、血圧を下げると有名人が宣伝しているサプリを2社ほど試した
ことがありますが、僕の場合はその効果を得ることが出来なかったばかりか、
むしろ血圧が高くなったこともありました。

僕が、実践しているのは、塩分を摂らないように意識していることと、
軽めの運動(ウォーキングと水泳)を続けていることだけです。
もともと、濃い目の食べ物が好きでしたが、いまでは薄味にすっかり慣れて、
むしろ普通の食事でも塩辛く感じることがあるほどです。

僕が相談した医者は、塩分を多く摂ると、翌日にはその影響が血圧に現れる
と言われましたが、僕の場合はあまり影響ないようです。
ただ、こうした塩分摂りすぎを気にする生活を続けて、その効果を実感として
感じはじめるまでには、1年はかかったと思います。

そうした甲斐があって、今ではかなり血圧対策には詳しくなっていると
思いますが、その辺の情報は、次回のこのコーナーで紹介したいと思います。




【この記事は、僕のメルマガ 『しんたさんのメルマガ』 の中の「しんたのたわ言」の部分です。】




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2016年08月16日

回転寿司

僕が子供の頃は、寿司といえば超高級料理で、気軽にお店に入れるイメージ
ではありませんでした。
そして、カウンターに座って、板さんに寿司を注文するのも緊張するし、
常に財布と相談しながらの食事は、はっきり言って苦手でした。

しかも、時価という値段が分からないシステムには怖さとスリルがあります。
店内にはいくつか寿司の値段が書いあるものもありますが、いくつか時価と
いう不気味な価格の寿司があるのです。

しかし、お金持ちの客は...というか、こうした寿司屋に来る客は、別段
値段なんて気にしないのかもしれません。

はっきり言って、僕は場違いな客だったのです。

しかも、今までいったい幾ら位食べたのか? 何も手がかりはありません、
すべて目の前で握ってくれる板さんの頭の中です。仮に、板さんが記憶
違いや計算間違いをしても、それを知る術がありません。

板さんは、シャリの米粒で記録していると聞いたことありますが、実際の
ところは確認していません。

まさか自分で、一貫一貫カウントしながら食べるのも、憚れますし、まず
寿司が美味しく食べられません。

しかし、回転寿司というシステムが登場してからは、すっかり気楽に寿司を
楽しめる庶民のグルメへと変貌しました。

価格の明示はもちろん、端末でいくら食べたのか、など客が安心して
食べられるシステムが、日々進化しています。

これだけ、店の数が増え、誰でも気楽に食べられる回転寿司ですが、
それだけに、店側からすれば企業としての絶対条件である、利益を
上げなくてはならないという厳しさがあります。
しかも、ライバルも多く、どこかで他店と違った何かを見つけださなくては
なりません。

安くて美味いことが集客の一歩だとすれば、まず手を付けるのは、食材の
原価を下げることだと思います。

そのことが、回転寿司店の美味さや安全性の差になってくるのだと思います。

以前、「ネタとシャリのあんばいを見れば、ほとんどのことがわかる!」と
豪語するその道のプロのコメントを読みましたので、いくつか列挙します。

・回転寿司店の実力を知るには“シャリ”を見るべき。
 ネタを外して、シャリだけで食べる。
 炊きたてのご飯で作った人肌ほどに温かいシャリに冷たいネタをのせて
 出すのが本来の寿司。
 冷え切ったシャリを使っている店は、厨房で炊かず工場からの仕入れ品に
 頼っている可能性が高い。仕入れ品と店で炊いたご飯では味が段違い。

・店舗が味を追求しているか、儲けを優先しているかの姿勢は“鉄火巻き”
 に表れる。
 鉄火巻きの中の赤身を皿に取り出し、指でつまむと偽物は軽く指で押した
 だけでグニョッと潰れる。本物は潰れません
 偽者は安物の赤身に植物油脂を混ぜ込んだものです。質の悪い赤身だけ
 ではおいしくないため、20%ほどの植物油と添加物をたっぷり混ぜて
 “トロっぽさ”を出し、それを細かく砕いて四角く成形。
 適当なサイズに包丁で切ってシャリとのりで巻けば鉄火巻きの出来上がり。

・工場で切り分けられたマグロは切ってから時間がたっているので角がだれて
 丸くなる。むろん、そうしたマグロはうまみが抜けて味も鮮度もガタ落ち。

・マグロはスジに対して垂直にカットすべきで、横じまになっている。
 縦じま模様のマグロはスジが引っかかって噛み切れず、食感も悪い。

最後に、オススメの回転寿司屋が紹介されていましたので、機会があったら
ぜひ行ってみてください。ただ、場所が限定されているのが残念です。

・『三浦・網元 魚敬』網元直営の回転寿司( http://www.uokei.com/
 常連客しか知らない密かな名物…生ワカメの刺し身は絶品
 - 朝どれの魚を網元から直送
 - 同じ魚でも数種のネタ
 (同じ魚種でも複数の種類を提供しているのは優良店の証し)
 - 品書きを頻繁に更新
 (普段は入らない珍しい魚が提供されることもあるから、その日の
  おすすめはホワイトボードで常時更新)

他にも、まだまだオススメの回転寿司屋はあると思いますが...
今回は、この辺で・・・




【この記事は、僕のメルマガ 『しんたさんのメルマガ』 の中の「しんたのたわ言」の部分です。】




posted by しんた at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | しんたのたわ言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月07日

ポケモンGO

個人的な感想ですが、その人気のあまりの凄さに様々な規制などが出始めた
こともあってか、少しその人気に翳りが感じられる「ポケモンGO」ですが...

今までのパソコンゲームとは一味違ったテイストのゲームを誰が作ったのか
ご存知ですか?


この手のゲームを拡張現実(AR)と呼ぶようですが、いま自分がいる
現実の空間とポケモンの世界が融合し、あたかも自分の目の前にポケモンが
現れ、それを捕まえるという醍醐味に、足を棒にしてお宝を探し回る
楽しさがあるようです。

さて、このゲームは、今や世界中で利用されている“Google Map”と、
日本の生んだポケモンのキャラクターとストーリーを上手く融合している
ことは、想像に難しくありません。

実は、もともと Google Map で位置情報を担当していた49歳のハンケ氏
(John Hanke)が最高経営責任者を務める Niantic(ナイアンティック)
というサンフランシスコにあるベンチャー企業が開発しました。

Niantic の社名の由来は1800年代のゴールドラッシュ時の船の名前で、
この船は今ではサンフランシスコの下に沈んでいるといわれておます。
この会社は Google の社内ベンチャーとして生まれ、去年10月に独立した
ばかりです。

ハンケ氏は49歳。デジタル地図作成(digital cartography)や衛星写真を
得意とする Keyhole を立ち上げたあと Google に買収され、Google で
10年以上を過ごしました。
Keyhole の技術が Google Earth や Google Map の基盤となったのは
いうまでもありません。

Google Mapを軌道に乗せ、最初の iPhone に搭載させることに成功した
2010年には、ハンケ氏は新たなチャレンジを探していて、Niantic Labs
(ナイアンティック研究所)を立ち上げました。

新たなチャレンジのひとつが、モバイルのアプリと地理位置情報、それに
エンターテインメントが重なる分野でした。

そして、最初の成功事例はこれまでに1500万人を引きつけた Ingress という、
実際の場所を移動しながら陣取り合戦を繰り広げるSFゲームでした。
ゲームは、GPS機能をベースとし、利用者が発する位置情報を活用したもので、
それがポケモンGOにつながったのです。

なぜ、ポケモンだったのか...

それは、任天堂とゲームフリーク、それにクリーチャーズが株主の
株式会社ポケモンの社長である石原恒和氏が Ingress のファンの一人だった
のです。
そして、Google と株式会社ポケモンは2014年4月1日のエイプリル・フールに、
Google Map の中にポケモンを隠すといういたずらを共同企画したのでした。

そして、ハンケ氏を突き動かしたのは、ポケモンをバーチャルな地図の中で
追いかけることでコンピューター画面の前から離れ、もっと運動して欲しいと
いう思いだでした。

その意味でも、彼の思いは達成できたのかもしれません。

今後、現実の世界とバーチャルな世界が融合した、新しい企画のゲームが
次から次へと出てきそうな予感がします...




【この記事は、僕のメルマガ 『しんたさんのメルマガ』 の中の「しんたのたわ言」の部分です。】




posted by しんた at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | しんたのたわ言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする